2016年 10月 14日
思い出の品をお預かりして
思い出の品をお預かりし、ネックレスを制作しました。
生まれ故郷の海岸で拾った石をお預かりしました。
この石を見る時、その先には子供の頃の風景が蘇るのでしょうね。
今ではもう訪れることが出来ない海岸。
大切な思い出ですね。
石は、模様を活かせるようにうねりをつけたワイヤーで包みました。
全体は、「海のイメージ」とのリクエストでしたので、透明&水色のインドシードビーズと
泡のようなボヘミアンビーズをつなぎました。
もう一点、お客様のお父様がお作りになったトップをお預かりしました。
表にはお名前、裏には生年月日が刻まれています。
(画像では、お名前を隠しています。)
穴の開き方から、元々はお数珠のような形に仕上げられていたのかなと思います。
我が子を見守る、父の思いを感じるお品です。
ベースになるアンティークビーズは、極小のグリーンハート。
お客様にお選び頂きました。
お父様のお誕生が4月と伺いましたので、ハーキマーダイヤモンドを添えました。
水晶なので、正確には4月の誕生石ではないかもしれませんが。
ダイヤモンドのような輝き、と言われる煌きが、華やぎを添えながら
温かく見守っているようなネックレスに仕上がったと思います。
どちらも、お客様しか持っていない貴重なお品。
代わりの品は、もちろんありません。
緊張する制作でしたが、 形にすることが出来て、本当に良かったです。
こういう時に、手仕事が出来てよかったと思います。
私でも人の役立てたかなと。思えます。
ありがとうございました。
by marujyu-to-c
| 2016-10-14 16:01
| beads